人からコンクリートへに逆戻り [2012年度補正]

安倍内閣は15日、緊急経済対策を含む2012年度補正予算案を閣議決定しました。景気優先を口実とした大型公共事業が目白押しです。

2009年に「コンクリートから人へ」と政権交代を果たした民主党も、途中から自民党化し、逆流していましたが、安倍政権の補正予算案は、まさに「人からコンクリートへ」と大きく時代が逆戻りしたような印象です。

緊急経済対策の効果を政府は、実質国内総生産(GDP)を2%押し上げ、約60万人分の雇用をつくるとみていますが、これは民間エコノミストらも疑問視しています。公共事業の積み増しで経済効果が現れないことは歴史がはっきり示しています。

10兆円超という総額先にありきの事業の詰め込みでしかありません。これまで先送りされてきた公共事業を経済対策の名のもとに一気に盛り込もうという考えにすぎません。

例えば、「全国ミッシングリング整備事業」。つながっていない道路を整備するものですが、これを防災対策として623億円。またしても緊急性や必要性の低い道路整備を進めようとしています。その結果、借金だけが積み上がるといった、昔と同じ道を進もうとしています。
タグ:補正予算
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